フリーランス歴2年で月単価を20万円アップさせるために実践したこと

この記事で解決できるお悩み
  • フリーランスエンジニアになったけど、単価の上げ方が分からない
  • 案件を継続しているのに単価が全然上がらない
  • 単価交渉をしたいけど、どうすればいいか不安

フリーランスエンジニアとして独立したものの、「単価が上がらない」「このままでいいのか不安」と悩んでいませんか?

私も独立当初は、同じ悩みを抱えていました。しかし、アプローチ方法を変えた結果、フリーランス歴2年で月単価を20万円アップさせることができました。

この記事では、私が実際に行った単価アップの方法を、失敗談も含めて紹介します。この記事を読めば、あなたも明日から単価アップに向けた具体的なアクションを起こせるようになります。

目次

なぜ単価が上がらないのか?多くのフリーランスが陥る3つの罠

罠1:最初から自分を安売りしてしまう

実績がないから」「まずは案件を取らなきゃ」という焦りから、相場より大幅に低い単価で契約してしまうパターンです。

相場が月額60万円〜70万円にも関わらず、希望単価を55万円と伝えてしまうと、ほとんどのケースで月額55万円〜60万円で契約することになるでしょう。クライアントとしては安く契約できる分には嬉しいだけなので、当たり前と言えば、当たり前です。

罠2:同じ案件で単価を上げようとする

既存案件での大幅な単価アップが難しい最大の理由は、クライアント側の予算の壁契約の硬直性にあります。

予算決定のタイミングと再承認のハードル

クライアント企業では、フリーランスのポジションに対する費用は、プロジェクト開始時や事業年度の初めに年単位の予算として厳密に設定されていることが多いです。

  • 初期契約の単価は固定費: 単価は、契約開始時点の市場相場と、クライアントがそのポジションに割り当てた予算の枠組み内で既に決定されています。
  • 大幅増額は「計画外の出費」: 途中でその予算を大きく上回る(20%〜30%など)単価に変えることは、クライアントにとって「予期せぬ大きな出費」となり、会社の年間事業計画を書き換えるほどの大きな影響を与えてしまいます。
  • 手続きの複雑化: 大幅な増額には、現場の担当者レベルではなく、事業部長や役員レベルでの「予算再承認」という複雑で時間がかかる手続きが必要です。そのため、クライアント側は極めて消極的になります。

費用対効果の説明責任

クライアントは、あなたの今の単価で十分サービスが回っているという実績を見ています。

単価を大幅に上げたい場合、ただスキルが上がったというだけでは不十分で、それに見合う「これまでの貢献を超えた新しい価値」や「仕事のスピードが劇的に上がった証拠」を具体的に示さなければ、クライアント側が社内で「なぜこの人に急に高額を払うのか?」という説明をするのが難しくなります。現状維持で問題なく進んでいる以上、大幅なコスト増を受け入れるのは気が進まないのです。

罠3:需要の低い技術スタックに固執する

使用する技術によって、単価相場は大きく変わります。需要が低い、または供給過多の技術に固執していると、いくらスキルを磨いても単価は上がりません。

単価20万円アップのために実践した4つのこと

ここからは、私が実際に行った具体的な方法を紹介します。

自分を安売りしない:相場の上限から交渉をスタートする

なぜ高い単価から提示すべきなのか

単価交渉の鉄則は、「高めの金額から提示すること」です。なぜなら、一度提示した単価を後から上げることは難しいからです。

クライアント側も予算に幅を持たせていることが多く、値下げ交渉を前提に考えているケースもあります。最初から低い単価で提案すると、本来得られたはずの収入を逃してしまいます。

自分の相場を把握する方法

  • フリーランスエージェントの公開案件をチェック
  • 複数のエージェントに妥当単価を直接聞く
  • 同じスキル感を持つエンジニアに単価を聞く

謙虚さは大切ですが、まずは自分の相場を知って、自信を持ってその上限金額で希望単価を伝えてみてください

強みの分野を作る:専門性で差別化する

「何でもできます」は弱い。

「フロントもバックもインフラも、一通りできます」というジェネラリストよりも、〇〇の専門家です」と言えるスペシャリストの方が高単価を獲得しやすい傾向にあります。

理由は明確で、専門家の方が希少価値が高く、クライアントが「この人にお願いしたい」と思いやすいからです。

専門性を持つメリット

  • 単価交渉で有利になる
    専門性がある人は、「他に代わりがいない」という強みを持てるため、単価交渉で強気に出られます。
  • 案件選定がしやすくなる
    自分の得意分野に絞って案件を探せるため、ミスマッチが減り、継続的に高いパフォーマンスを発揮できます。
  • 実績が蓄積しやすい
    同じ分野で案件を重ねることで、より深い専門性と説得力のある実績が得られます。

私の成功事例:「フロントエンド×SEO」で市場価値を最大化

実際に、私自身もこの戦略で市場価値を飛躍的に高めることができました。私がフリーランスとして戦略的に強みとしたのは、フロントエンド開発の中でも特に以下の2点でした。

  • パフォーマンスチューニング(高速化)
  • テクニカルSEO

近年のフロントエンドは、ReactやVueなどの複雑なフレームワークの普及により、知らず知らずのうちに初期表示速度や読み込み速度が低下しがちです。この「複雑化の裏側にある性能問題」を解決できるエンジニアの需要は高いにもかかわらず、深い知識を持つエンジニアは驚くほど少ないという市場の隙間を見つけました。

さらに、パフォーマンスとSEOを掛け合わせることで、ターゲットとするプロダクトを明確にしました。

パフォーマンス ✖️ SEO = toCサービスに強いエンジニア

toC(一般消費者向け)サービスにおいて、Webサイトの「速さ」はユーザー体験(UX)と直結し、「SEO」は集客に直結します。この2つを高いレベルで提供できることで、「単にコードを書ける人」ではなく、「クライアントの事業の成果に直結する課題を解決できる専門家」として圧倒的な差別化が図れたのです。

案件を切り替える:大幅な単価アップは新規案件で実現する

先に述べた通り、既存案件での大幅な単価アップは難易度が高いため、フリーランスとして収入を大きく伸ばしたいのであれば、新規案件に参画する方が単価が上がりやすい傾向にあります。

これは私自身の経験からも明らかです。

フリーランスになってからの2年間で3つの案件を経験しましたが、一つの案件に長く留まっていた時の単価交渉は、昇給しても月額数万円程度が限界でした。しかし、新しい案件に切り替えるタイミングでは、自分の市場価値を最新の相場で評価してもらえるため、一気に10万円単位での単価アップが可能でした。

新規案件への参画は、あなたのスキルと経験を「最新の適正価格」で売り込む最高の機会なのです。

案件を切り替えるべきベストなタイミング

では、自身の市場価値を最大化するために、いつ案件を切り替えるのが最適でしょうか?

以下の条件が揃ったときが、あなたの単価交渉にとって最も有利なタイミングです。

  • その案件で「目に見える実績」が作れた
    「〇〇を導入してページの表示速度を20%改善した」など、次の案件の商談で具体的に語れる説得力のある実績が完成したとき。
  • その案件で「次に活かせる技術」を吸収しきった
    その案件で学ぶべき技術やビジネスドメインの知識を十分に獲得し、これ以上は経験値の伸びが緩やかになると判断したとき。
  • 案件に求める「条件」が変わった
    「プレイヤーからプロジェクトリーダー(PL)を経験したい」「今後はAI関連の分野に特化したい」など、次に伸ばしていきたい分野や求める役割が明確になり、今の案件ではそれが満たせないと判断したとき。

単価が高い言語やフレームワークを習得する

なぜ技術選定が単価に直結するのか

エンジニアの単価は、使用する技術スタックによって大きく変わります。需要が高く、供給が少ない技術を習得することで、自然と単価相場が上がります

例えば、Web開発で一般的なPHPエンジニアの単価相場が月額50〜80万円程度であるのに対し、Go言語や特定のクラウドインフラ技術を専門とするエンジニアは、月額90万円以上の高単価を提示されるケースが多く存在します。

段階的なアプローチで高単価技術へ近づく

しかし、現実的に実務経験のない技術でいきなり案件を獲得するのは困難です。単価が高い技術は、求められる専門性も高いため、長期的な戦略が必要です。

そこで重要になるのが、「学習の階段」を意識した段階的なアプローチです。

例えば、「将来的にNext.jsのエキスパートになりたい」と目標を定めているものの、まだJavaScriptフレームワークの経験がない場合を考えてみましょう。

  • 第一段階(短期目標): まずはVue.jsなど、比較的学習のハードルが低く、初心者でも扱いやすいフレームワークから学習を始め、案件を獲得します。
  • 知識の土台構築: 案件を通じて「JavaScriptフレームワークとは何か」「環境構築の方法」「フロントエンドの状態管理」といった共通する基礎知識を徹底的に吸収します。
  • 第二段階(中期目標): Vue.jsとNuxt.jsの違いを理解したり、Reactの基礎に触れたりすることで、少しずつ最終目標のNext.jsへ近づいていきます。

短期的に見て案件獲得が可能で、長期目標に直結はしないが共通点があるという理由で第一段階の技術を選び、着実に経験とナレッジを積み上げていくことが、結果として最も早く高単価技術を習得する道となります。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

今回は、「フリーランス歴2年で月額単価を20万円アップさせるために実践したこと」についてご紹介させていただきました。

単価アップの鍵は、「現状の枠に囚われず、市場の相場で評価される機会(新規案件)を戦略的に作り出すこと」、そして「あなたの持つ専門性(強み)の希少価値を高めること」の2点に集約されます。

まずは、自分の市場価値を知ることから始め、「安売りしない姿勢」と「尖った専門スキル」であなたの年収を次のステージへ引き上げましょう。今日学んだことを活かし、単価アップに向けた一歩を踏み出してください。

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